「面白い小説が読みたいけど、何から読めばいいか分からない」
「どうせなら、ゾクッと背筋が凍るような『怖い小説』が読みたい!」
この記事では、「小説 おすすめ」「小説 ホラー おすすめ」で検索しているあなたのために、管理人の標(しるべ)が厳選した10作品をご紹介します。
最大の特徴は「怖さレベル」!
(1が最恐、10がマイルド)を明記しているので、あなたの「読みたい怖さ」に合わせて選べます。
- 最恐のホラー小説
- 人間の狂気が際立つ作品
- 世界観に引き込まれる名作
まで、幅広くピックアップしました。
【怖さレベル1~5】最恐!眠れなくなる「おすすめホラー小説」5選

このセクションでは、特に「小説 ホラー おすすめ」で探している方に読んでほしい、最恐レベルの5作品を紹介します。怖さレベルが小さい(1に近い)ほど、強烈な恐怖体験が待っています。
怖さレベル1:リカシリーズ
概要:
独身の会社員・本間が、何気なく登録した出会い系サイト。そこで「リカ」と名乗る女性と知り合うが、彼女の愛は常軌を逸していた。メールや電話、そして実生活へと忍び寄るリカの執着。一度目をつけられたら、もう逃れることはできない。人間の狂気が暴走する様を描いた、サイコ・ホラーの金字塔。
おすすめポイント:
読者の想像を絶するリカの行動と執着心。人間の怖さを突き詰めた、まさに最恐レベルの作品。

一言コメント:
「読み始めたら最後、リカからは逃げられない…」
怖さレベル2:連続殺人鬼カエル男シリーズ
概要:
雨の日にのみ発生する連続猟奇殺人事件。被害者は吊るされ、残虐な方法で殺害されていた。犯人は「カエル男」と名乗り、警察を挑発する。捜査を担当する刑事の古手川は、事件の真相に迫ろうとするが、カエル男の魔の手は古手川の身近にも忍び寄る。グロテスクな描写と緊迫感あふれる展開が特徴。
おすすめポイント:
グロテスクな描写と、息もつかせぬスリリングな展開。犯人の動機や正体にも注目。

一言コメント:
「猟奇殺人の描写が生々しく、夢に出てきそう…」
怖さレベル3:向日葵の咲かない夏
概要:
夏休み前、主人公ミチオの同級生S君が首を吊って死んだ。しかしS君は、ミチオの前に「自分は殺された」と訴えるため、蜘蛛の姿になって現れる。ミチオはS君の妹と共に犯人探しを始めるが、閉鎖的な町の住人たちの秘密や狂気が徐々に明らかになっていく。不気味な世界観と衝撃の結末が待つ。
おすすめポイント:
不気味な雰囲気と、じわじわと精神を侵食するようなイヤな感じ(通称:イヤミス)。驚愕のラストは見逃せない。

一言コメント:
「読み終わった後の、何とも言えない嫌な余韻がすごい」
怖さレベル4:ハサミ男
概要:
美少女を惨殺し、その首にハサミを突き立てる連続殺人鬼「ハサミ男」。彼は次のターゲットを決めるが、その直後、自分の手口をそっくり真似た別の殺人事件が発生してしまう。自分の「作品」を他人に汚されたハサミ男は、模倣犯の正体を突き止めるため、自ら調査を開始する。殺人鬼の視点で描かれる異色のミステリー。
おすすめポイント:
巧みな叙述トリックとサスペンスフルな展開。殺人鬼の視点と警察の視点が交錯する構成が秀逸。

一言コメント:
「絶対に騙される!ミステリーとしても超一級品」
怖さレベル5:殺戮にいたる病
概要:
蒲生稔という男が、過去に犯したおぞましい殺人の数々を淡々と語り始める。彼はなぜ、どのようにして「殺戮にいたる病」にかかってしまったのか。美しい文体で綴られるのは、目を背けたくなるような倒錯と狂気の世界。そして、すべてを読み終えた時、読者はある恐ろしい事実に気づかされる。叙述トリックの傑作。
おすすめポイント:
美しい文章で綴られる、グロテスクな殺人の記録。ラスト数行で世界が一変する衝撃。

一言コメント:
「グロ耐性必須。でも、この結末は読んで確かめてほしい」
【怖さレベル6~8】人間の狂気が怖い「おすすめ小説」3選

ここからは、お化けや超常現象ではない、「人間の内面的な怖さ」や「心理的な恐怖」を描いた作品を紹介します。
怖さレベル6:黒い家
概要:
保険会社に勤める若槻は、ある顧客の家を訪れる。そこで彼は、子供の首吊り死体を発見してしまう。当初は自殺と思われたが、若槻は次第に「保険金殺人ではないか」という疑念を抱く。顧客の不気味な言動と異常な執着心。若槻は、人間の底知れぬ悪意と狂気の渦に巻き込まれていく。背筋が凍るサイコ・ホラー。
おすすめポイント:
じわじわと追い詰められる心理的な恐怖。人間の底知れぬ悪意と執念深さにゾッとする。

一言コメント:
「サイコパスの恐ろしさをリアルに体感できる」
怖さレベル7:悪の教典シリーズ
概要:
人気と実力を兼ね備えた高校教師「ハスミン」こと蓮実聖司。しかし彼の完璧な笑顔の裏には、自分にとって障害となる人間を躊躇なく排除してきた冷酷な本性が隠されていた。学校内で起こる問題を「解決」するため、彼はついに最悪の計画を実行に移す。圧倒的なスピード感で描かれる、戦慄のスクール・サイコパス。
おすすめポイント:
魅力的な主人公が、ためらいなく悪事を重ねていく様。圧倒的なスピード感と絶望的な展開に目が離せない。

一言コメント:
「『ハスミン』の魅力と狂気に飲み込まれる」
怖さレベル8:ルビンの壺が割れた
概要:
ある女性がFacebookで、かつての恋人を見つけるところから物語は始まる。最初は懐かしい思い出話に花を咲かせる二人。しかし、チャット(メッセージ)のやり取りが進むにつれ、過去の出来事に対する認識のズレが明らかになっていく。互いの本性や隠された真実が暴かれ、物語は予想外の方向へと転がっていく。全編チャット形式。
おすすめポイント:
全編がチャット形式で進む。二転三転する会話の中で、徐々に明らかになる過去の真実と人間の本性。

一言コメント:
「『どんでん返し』の代名詞。人間不信になりそうな衝撃」
【怖さレベル9~10】独特の世界観にハマる「おすすめ小説」2選

最後は、ホラー要素は薄めですが、「小説 おすすめ」として絶対に外せない、独特の世界観や中毒性を持つ2作品です。
怖さレベル9:暗いところで待ち合わせ
概要:
事故で視力を失い、一人静かに暮らすミチル。ある日、彼女は自分の家に誰かが侵入した気配を感じる。犯人は、ある事件を起こし警察から追われている大石アキヒロ。彼はミチルの家の押し入れに身を潜める。目の見えないミチルと、音を立てずに息を潜めるアキヒロ。二人の奇妙で静かな「同居生活」が始まる。
おすすめポイント:
目が見えない主人公の不安と、侵入者の正体。静かな緊張感の中で育まれる不思議な関係性に引き込まれる。

一言コメント:
「切なさと優しさに満ちた、異色のサスペンス」
怖さレベル10:コンビニ人間
概要:
36歳、未婚、彼氏なし。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイト歴は18年になる古倉恵子。幼い頃から「普通」の感覚が分からず、周囲から浮いた存在だった彼女は、マニュアル通りの「コンビニ店員」として生きることで、ようやく世界の部品になれたと感じていた。そんな彼女の前に、婚活目的の新入り男性が現れ…。
おすすめポイント:
芥川賞受賞作。社会の「普通」に馴染めない主人公の独特な感性。ホラーではないが、ある種の「異様さ」を感じさせる。

一言コメント:
「『普通』って何?と考えさせられる。唯一無二の読書体験」
まとめ
今回は、「小説 おすすめ」「小説 ホラー おすすめ」をテーマに、怖さレベル別で10作品をご紹介しました。
▼作品リスト(おさらい)
- 最恐ホラー(レベル1~5): リカ、連続殺人鬼カエル男、向日葵の咲かない夏、ハサミ男、殺戮にいたる病
- 人間の狂気(レベル6~8): 黒い家、悪の教典、ルビンの壺が割れた
- 独特の世界観(レベル9~10): 暗いところで待ち合わせ、コンビニ人間
【読み終えた方へ】さらに深く楽しむ考察記事
気になる一冊を読み終えたら、その世界にもっと浸ってみませんか? 特に反響の大きい「リカ」と「殺戮にいたる病」については、ネタバレありの詳細な考察記事もご用意しています。 読後の答え合わせや、他の人の感想が気になった方は、ぜひこちらもご覧ください。
👇「リカシリーズ」1作目の考察記事
👇「殺戮にいたる病」考察記事
👇「コンビニ人間」考察記事
まずは気になる一冊を、ぜひ手に取ってみてください。 寝苦しい夜のお供に、あるいは日常に刺激が欲しい時に、強烈な読書体験はいかがでしょうか。





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