ゾッとする話:招かれざる寝床

AI小話

最近、どうも寝覚めが悪い。毎朝、首筋に鈍い痛みがあり、まるで寝違えたかのように体が重いのだ。ベッドにはこだわっているつもりだった。特に「枕」は高価なものを選んだはずだ。私はその夜も、疲れた体をベッドに横たえた。

奇妙なことに気づいたのは、その数日後だった。ベッドに入ると、シーツから微かに、嗅ぎ慣れない「匂い」がする。甘ったるく、少し埃っぽいような、湿った土の匂い。そして、朝起きると、枕の位置が必ず不自然にズレているのだ。まるで、誰かが夜通し私の頭を押し上げていたかのように。

その夜、金縛りで目が覚めた。息苦しさの中、あの不快な「匂い」が鼻をつく。暗闇に目が慣れると、信じられないものを見た。私の頭が乗っているはずの「枕の下」から、何かが必死にはい出ようと蠢いている。枕がゆっくりと持ち上がり、その隙間から、黒く濡れた髪の束が、まるで触手を伸ばすようにシーツに張り付いた。

翌朝、私は半狂乱で枕を剥ぎ取った。そこにあったのは、昨日まではなかったはずの、人間の頭ほどの大きさの、黒く湿ったシミだった。まるで、誰かが一晩中、私の「枕の下」に頭を埋めていたかのような生々しい「跡」。そして枕カバーの裏側には、無数の細いひっかき傷が、中から外へ向かって付けられていた。私の首の痛みは、寝違えたからではなかったのだ。

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