ゾッとする話:部屋のシミ

AI小話

引っ越したばかりのアパートは、家賃の安さが魅力だった。ただ、一つだけ気になる点があった。日当たりの悪い寝室の「角」に、どうしても落ちない薄黒いシミが広がっているのだ。大家は「古い建物だからね」と笑うだけだった。

入居して数日後、奇妙なことが起こり始めた。夜、寝静まる頃になると、あのシミのある「角」の方から、か細い声が聞こえるのだ。最初はエアコンの音かと思った。だが、それは明らかに、小さな子供がしくしくと「泣いている」声に似ていた。

その夜、ついに私はそれを見てしまった。ひときわ強く泣き声が聞こえた気がして目を覚ますと、部屋の「角」に、小さな影がうずくまっていた。暗闇に目が慣れると、それは白いワンピースを着た「女の子」だとわかった。彼女は両膝を抱え、床に「体操座り」をして、肩を震わせている。

「どうしたの?」と声をかけようとした瞬間、女の子がピタリと泣き止んだ。そして、「体操座り」のまま、顔だけをゆっくりとこちらに向けた。その顔には目も鼻も口もなく、のっぺらぼうだった。次の瞬間、女の子の姿はスーッと霧のように消え、あの「角」のシミに吸い込まれていった。翌朝、恐る恐る確認すると、昨日まではただの黒いシミだったものが、明らかに小さな子供が「体操座り」をしている形の「跡」に変わっていた。

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