ゾッとする話:鮮度管理

AI小話

深夜のコンビニで「バイト」を始めて一ヶ月。この店の「店長」は少し変わっていた。昼夜問わずバックヤードに引きこもり、顔を出すのは深夜の納品時だけ。その顔は、蛍光灯の光を反射して不気味なほど「青白い」。店長はいつも「うちは鮮度が命だから、廃棄のチェックだけは完璧にしろ」と口癖のように繰り返していた。

ある夜、バックヤードの冷蔵庫から「ズズッ……」と重いものを引きずる音が聞こえた。覗いてみると、店長が大きな黒い袋を運び出していた。袋の隙間から、一週間前まで一緒に働いていた先輩のスニーカーが見えた。その先輩はちょうど一週間前から「無断欠勤」が続いており、店長は「最近の若者はすぐ飛ぶ」と不機嫌そうにしていたはずだった。

不審に思った私は、店長が店を離れた隙に、普段は施錠されている「鮮度管理室」へ忍び込んだ。中は強烈な冷気が漂い、棚には「廃棄」と書かれた段ボールが並んでいる。恐る恐る中を覗くと、そこには氷漬けにされた「人間の部位」が詰まっていた。一番新しい箱には、あの先輩の腕が、名札を付けたまま収められていた。

ガタガタと震える私の背後で、冷蔵庫の重い扉が閉まった。 「鮮度チェック、終わったかな?」 振り返ると、そこには一段と「青白い」顔をした店長が、私の「タイムカード」を持って立っていた。 「君は明日から無断欠勤だね。最近のバイトはすぐいなくなるから本当に困るよ」 店長は嬉しそうに呟きながら、私の足首を冷たい手で掴んだ。 私は気づいた。一週間前の先輩も、こうして「無断欠勤」扱いになって消えていったのだと。

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