リカシリーズ『リメンバー』解説|亜矢の背中の「バツ印」とは?

小説の解説&考察

「とりあえず最後まで読んだけどあの場面ってなんの意味が合ったんだろう」「この作品めちゃくちゃ好きだわ〜次も似たような作品を読みたいけど調べるのがめんどくさいな〜」

読書好きにはよくある悩みだと思いますが、この記事を読むと

ことができます。

管理人は年間100冊以上小説等を読んでいるため、分かりにくい箇所を簡単にまとめて解説してみました。

最後にはジャンルの似ている本を紹介するので気になる人は是非チェックしてみてください!

ちなみに…

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あらすじ

都内でバラバラ死体を川に捨てていた女が、現行犯で逮捕された。自称フリー記者の女は、二十年前に世間を震撼させた「雨宮リカ事件」を執拗に調べていたという。模倣犯か、あるいは最凶の殺人鬼・リカの狂気が感染したのか。

精神鑑定を依頼された臨床心理学の権威・立原教授は、接見室で被疑者の女と対峙する。しかし、鑑定を進めるにつれ、女の言動は死んだはずのリカそのものの意志を帯び始め、立原の精神を鋭く削っていく。

連鎖する殺戮の中、現場付近で目撃される、長い黒髪に異常に痩せた女の影。それは果たして実在する人間なのか。それとも、死を超越したリカの怨念が呼び寄せた惨劇なのか。リカという闇が再び世界を侵食し始める、戦慄のシリーズ第五弾。

伏線と回収

怪しさ全開の結花子

→引用文

「…羽島さんも、腋臭持ちですよね」〜中略〜

「今、二十八歳…来年の二月で二十九歳だそうですね。実家が広尾にあったことは、前にも話しましたよね?当時の住所がわかったので、行ってみたんです」〜中略〜

雨宮リカがストーキングしていた男性を拉致し、監禁したのは羽島さんが六歳の時です、と樋口が乾いた声で言った。「異常かつ猟奇的な事件で、あまりにも残虐な犯行だったため、報道にも制限がかけられました。ですが、広尾近辺では、誰もが事件について毎日のように噂していたそうです」

「それで?」

「六歳だった羽島さんが、事件についてどこまで理解していたかはわかりませんが、大人の噂話が断片的に耳に入ったことはあったでしょう。その中には、事実と憶測が混じっていたはずです。さまざまな情報が、彼女に何らかの影響を与えたとしてもおかしくありません」〜中略〜

「彼女の高校時代の友人によると、クラスメイトの中には”クサコ”と陰で読んでいたものがいたそうです。僕が話を聞いた元看護師も、時々体臭がきつくなることがあったと話していました。雨宮リカに興味を持つ環境にいたこと、腋臭持ちであること、その二点で羽島さんは犯人の条件を満たしているんです」〜中略〜

「犠牲者の遺族の中には、妻と娘を殺すと脅迫状を送りつけてきた人もいたんです。危険だと考えるのは当然で、そのために改名せざるを得なかったわけですが、羽島さんの母親によると、結花子という下の名前を決めたのは、羽島さん本人だったそうです」〜中略〜

雨宮リカの妹の名前は結花です、と樋口がわたしの目を見返した。

リメンバー:(著)五十嵐貴久

結花子は、犯人の条件である

①雨宮リカに興味を持つ環境にいたこと②腋臭持ちであること

に当てはまっていました。しかも、父親の事件の影響で改名した結花子ですが、名前を決めたのは結花子自身でした。よりによって、リカの本名をチョイスしています。

ちなみに「リカの妹の名前」と記載されていますが、双子の妹である結花は、姉の梨花に憧れており、殺害して姉に成り代わり「リカ」と名乗っています。

管理人:標
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怪しすぎる結花子😅

こんなに怪しくて、一連の殺人の犯人じゃないなんてある?

悔しい騙された!これは結花子がリカ化していて、かつ犯人だ!と思うに決まってる!!

白崎の下の名前は「亜矢」

→引用文

「こっちが名刺を渡さなかったから、四人の研究生も出さなかった。名字がわかっていればいいと思っていたが、あれは俺のミスだったな…お前が経歴を調べてくれたおかげで、白崎の下の名前が亜矢だとわかった」〜中略〜

「雨宮リカが拉致した本間という男には、妻と娘がいた。その娘の名前が亜矢だったのを、思い出したんだ。珍しい名前じゃないが、字まで一緒なのが気になった」〜中略〜

「白崎亜矢が本間隆雄の娘だとわかったのは、一昨日のことです。奥さん…白崎亜矢の母親は、本間が行方不明になった後、家裁に離婚を申し立て、認められていました。旧姓の白崎に戻り、一人で娘を育てたそうです」

本間亜矢が雨宮リカに誘拐されたことは、菅原刑事の調べでわかっていた。と山茂は寝室のドアを閉めた。

「亜矢は全裸で意識不明になっていたところを、小学校の向かいにあったパン屋の店主に発見された。背中に赤いペンキで、バツ印が描かれていたのは、病院の医師や発見者の証言も残っている。ただ、本人の記憶は一切なかった。当時、彼女は六歳で、ショックのため一時的に失声症になっていた。何も覚えていなかったのも無理はない。だが、心のどこかに記憶は残っていた」

リメンバー:(著)五十嵐貴久

白崎亜矢は、本間隆雄の娘でした。幼少期にリカにさらわれた経験があります。

これで、白崎も犯人の条件を満たしたことになり、実際に犯人でした。

さらに、亜矢が立原教授に詰め寄る際に、立原教授が「鼻の下に手を当てた」描写があります。

異臭がしたということだと解釈しています。

※犯人の条件=①雨宮リカに興味を持つ環境にいたこと②腋臭持ちであること

👇「亜矢のさらわれシーン」はリカシリーズ第一弾「リカ」に記載があります👇

管理人:標
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歓喜の舞をしたくなるほどの見事な伏線回収!!リカシリーズ好きにはたまらない!

大惨事なのに、LSの続行を強く希望する白崎

→引用文

「日比野くんの葬式は密葬だったからな」〜中略〜

「彼の場合、殺されたわけだから、通夜も何もなかった。それにしても、立て続けに私の研究生が二人も亡くなってしますというのは、残念でならない。まだ若かったのに…」〜中略〜

LSを解散しようと思ってる、と眼鏡を外した立原教授が、鼻の付け根を指で揉むようにした。「君と羽島くんには申し訳ないが、いずれにせよ来年の三月には終了するはずだった。少し早いがー」

「なぜです?わたしは続けたいと思っていますが…」

現実を考えると、そうもいかない、と立原教授が深くため息をついた。「宮内の診断面接も、あんな形で終わってしまった。大学からも、今季のLSを終了した方がいい、と暗に言われている。二人の死はLSと関係ないが、大学が体面を気にするのはやむを得ない。来年の四月から新たなLSを始めるつもりだ。良かったら参加すればいい。」〜中略〜

LSを続けてください、とわたしは頭を下げた。

「公認心理士として、まだ自信がありません。先生に教えていただきたいことが、たくさんあります。立原LSの研究生が二人も死んだことを、ある種の不祥事と大学が考えるのは理解できますし、やむを得ないとも思いますが、どうしてもLSを終了しなければならないということなら、個人的に教えていただくことはできませんか?」

何とも言えない、と立原教授が肩をすくめた。〜中略〜

「母子家庭に育った亜矢は、心のどこかで父親を求めていた。ファザコン傾向が強かった彼女が想いを寄せたのが、立原教授だった。帝光大で最も優秀な医師の一人で、ルックスもいい。しかも独身だ。立原教授を”自分のもの”にするために、亜矢は立原LSに入ったんだ」

リメンバー:(著)五十嵐貴久

後半の種明かしで、白崎=本間の娘(亜矢)ということが分かりました。

上の引用文の時点では、二人も人が亡くなっているにも関わらず(なんなら、結婚を視野に入れた付き合いをしていた彼氏が亡くなったにも関わらず)、亜矢はLSの終了に反対します。

なぜなら、亜矢は立原教授に好意を寄せていたからでした。

初読では、「ん?そんなに続けたいん?」くらいの違和感でしたが、立原教授のことが好きならなるほど!って感じですよね。

見事に「亜矢がリカ化していること」の伏線となっていましたね。

管理人:標
管理人:標

いやいや…素直に立原教授にアタックしなよ。こわ!

亜矢と母親の声が似ている理由

→引用文

最後にリハビリへ行ったのは、十月の初句だった。無理に進めても嫌がるだけだとわかっていたから、あえて何も言わなかった。〜中略〜

「警視庁の樋口巡査長です。お加減が悪いと伺っていますので、手短に済ませます。先週の金曜日、十二月十三日ですが、お母様はご自宅におられましたか?」

足が動かせませんので、と母が答えた。その日ですが、と樋口が言った。「白崎さん…娘さんも自宅に?」いましたよ、と母がうなずいた。〜中略〜

「母が話した通り、わたしはあの日家にいました。居眠りしていたのも本当です」

確認のためですから、と樋口が笑う気配がした。「やっぱり母娘ですね。声がよく似てますよ」よく言われます、とうなずいた。〜中略〜

ベットの上に、布団の圧縮袋があった。その中に小柄な初老の女性が入っていた。〜中略〜

母親の放ったひと言が、亜矢の心の奥底にあった蓋を開いた、と山茂はタバコを取り出して火をつけた。「おそらく、父親がらみのことだろう。何を言ったのかはわからんが、それは絶対に言ってはならない言葉だった。その時、亜矢は”亜矢ではない何か”に変わった。二〇年以上、心に沈めていた闇が姿を現し、それが母親を殺したんだ」

十月の初句から、亜矢は理由をつけて母親の通院やリハビリを止めていました、と柿原が言った。「それは…母親を殺害していたためだったんですね」〜中略〜

「誰も母親と会っていない。電話で話をした者はいたが、亜矢が母親になりすまして、受け答えしていたんだ。樋口も母親と話したと言っていたが、それも亜矢だった。母親を殺したという意識が、亜矢にはなかったのかもしれん。亜矢の中で、母親は生きていた。自分と母親の二役を使い分け、会話していたんだろう」

リメンバー:(著)五十嵐貴久

白崎と母親の声が似ている理由は、「白崎が母親を殺し、成り代わって(解離性同一性障害により、一人二役を担う状態になって)いたから」でした。

なんと、「リメンバー」の中で一番最初に殺害されているのは、亜矢の母親です。日比野よりも前に殺害されています。

母親は十月初句からリハビリに行っておらず、その描写の後に岸辺から「日比野が死んだかもしれない」という電話がかかってきます。

ちなみに、結花子が解離性同一性障害かもしれない?の件もしっかり伏線になっていますよね。

管理人:標
管理人:標

いや〜すごい!でもこれは流石に気付けない!!

今作「リメンバー」で出てくる「前作と繋がる表現」

本間の娘(亜矢)につけられた赤のバツ印

→リカシリーズ第一弾「リカ」引用文

『今、会議中?忙しいのはわかるけど、あんまりリカのこと放っておくと、リカ浮気しちゃうぞ、なーんてね。うそうそ、リカがそんなことするはずないじゃない。いつだってリカは本田さんのことだけだよ〜中略〜でもね、リカのこともちょっとは褒めてほしいんだ。だってリカ、すごく寂しいけど、本田さんのお家に電話したりしないでしょ。〜中略〜リカもわがまま言ったらいけないと思うし。ねぇ、亜矢ちゃんはお元気?』〜中略〜

「亜矢がまだ帰ってこないのよ」私は壁の時計を見た。四時五十分。「そうだな、ちょっと遅いかもしれない」〜中略〜

「山中さんは、そこで亜矢ちゃんが倒れているのを見つけたんです」〜中略〜

「びっくりしましてねぇ。ジュースのケースやら何やらの陰に、あの子が裸で倒れていたんですよ」〜中略〜

「すぐに診察しましたが、怪我はありませんでした。ご心配でしょうからはっきり言いますが、いわゆる性的な悪戯の形跡もありません」〜中略〜

「今、亜矢ちゃんは口が利けません。いわゆる失語症です。」〜中略〜「おそらく、何か強いショック、例えば恐怖とかですね、そういうものがお嬢さんに衝撃を与えて、その結果として言葉を発することができなくなっているのではないかと思われます」〜中略〜

「実はお嬢さんの背中に赤いペンキが塗られていまして」警察官が手帳に挟まれていたポロライド写真を取り出して私に渡した。病室のベットにうつぶせになっている亜矢がいた。裸の背中には、大きく十字の形に赤い塗料が塗られていた。

リカ:(著)五十嵐貴久

👆これが、本作「リメンバー」の白崎亜矢が幼少期に体験した出来事です。

そして、「えっ!!?白崎亜矢がリカ化した!!!」と読者が気づく頃に、サラッと本作に入れられる内容が以下👇の引用文です。

つまり、「第1弾リカ」では分からなかった、誘拐された時の「本間亜矢目線の記憶」が書かれています。

→引用文

開けた口に、大きなおばさんが小石を押し込んだ。ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ。「あやちゃんにはわからないだろうけど、親子の繋がりって何よりも強いの。それはリカもわかってる。亜矢ちゃんのママには悪いけど、リカとあやちゃんのパパは愛し合ってる。誰よりも深く愛し合ってるの。でもあやちゃんだけは違う。〜中略〜

不公平だと思わない?だからね、リカは亜矢ちゃんに魔法をかけることにした。〜中略〜

あやちゃんの背中に大きくバツって書いたの。あやちゃんはまだ小さいから、すぐにこんなこと忘れてしまう。でも、本当にバツ印を刻んだのは、あやちゃんの心。あやちゃんはね、パパのことしか愛せなくなる〜中略〜」耳元で囁いていた大きなおばさんが、口から小石を取って、離れていった。すごい息が臭かった。覚えているのは、それだけ

リメンバー:(著)五十嵐貴久

亜矢が日比野を殺害する時に、石を詰めていた理由もここにありますね。

管理人:標
管理人:標

忘れちゃう…わけない!!!トラウマになるってば!!

ちなみに、本田さん=本間隆雄です。本間は出会い系サイトを使う際、リカに偽名を使って接触してました!

本間亜矢(第1弾リカ)=白崎亜矢(第5弾リメンバー)

「本間亜矢」が改名&大人になって、「白崎亜矢」ということです!

菅原刑事と梅本刑事のその後

→引用文

透明な涎が痩せこけた老人の唇の端から垂れ、清潔なパジャマの襟を汚していた。後から後から、涎は蜂蜜のように糸を引いて垂れ続けている。右目に眼帯を付けた三十代後半と思われる女性が、ハンドタオルでそれを拭いながら、僅かに開いた老人の口に小さなスプーンを丁寧に差し入れていた。〜中略〜

モニターに映っている老人の様子から、認知症患者だと想像がついた。老人の顔に表情はなく、意思や感情を喪失しているのは明らかだ。八十歳前後だろうが、年齢から考えても、認知症の可能性が高い。

いつも言ってるでしょ、と女性が優しく声をかけた。「ご飯を食べる時は、テレビを見ちゃダメだって。ご飯の時はご飯、テレビを見るときはテレビ。どちらかにしないと…」

甲斐甲斐しく老人の口元を丹念に拭っている女性の頬に、笑みが浮かんでいた。父娘なのだろう。そうでなければ、これほど献身的な介護はできないはずだ…

リメンバー:(著)五十嵐貴久

管理人:標
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もう、菅原さんが戻ってくることはないのかな…と悲しくなっちゃいますね。

第五弾「リメンバー」は、第1弾「リカ」から、20年経っている設定です。

👇今作と関連のある前作を読み返したい方はこちらから👇

管理人が選ぶ狂気名場面トップ3

トップスピードで錯乱する宮内

まずはトップ3からの発表です!

→引用文

「週刊エクスプレス編集部には、二十人…三十人ぐらいの編集者がいるんです。あたしみたいなライターどか、デザイナー、カメラマン、その他スタッフを合わせると、百人以上かも…そうしたら、どうしても好き嫌いはありますよね。苦手なタイプの編集者と組むこともあるし、それがストレスと言われたら、そうかもしれませんけど、でもそんなのはどこの会社だって同じでしょう?」

「親しい人はいますか?仕事だけではなく、プライベートでの友人も含めてです。定期的に食事に行くとか…」もちろんいます、と宮内が肩のあたりまである長い髪に触れた。腰を浮かせたあたしに、どうした、と岸辺が視線を向けた。

「宮内が…髪の毛を抜いています」〜中略〜

「それでは、肌が合わない人はどうです?生理的に受け付けないとか、苦手な人、はっきり言えば嫌いな人、という意味です。今、ここにいるのは私だけですから、本心を話しても問題ありませんによ」

「何度も言わせないで編集部には百人二百人が出入りしてるって言ったじゃないもっとかもしれないその中には顔も見たくない奴がいるどうしてかおもあんなにやつがわからないいるのかあたしのことをわかってくれないりかいはらがたつしようとしないはなしかけてもへんじもしないしどうしてそんなことするのかむしするのやめてとなりにすわっただけでどうしてそんないやそうなかおするのおまえだよおまえおまえおまえたきもとおまえだおまえおまえおまえおまえ」

ぶつり、という大きな音がスピーカーから聞こえた。

宮内の両手の指に、毟り取った髪の毛が絡みついていた。

落ち着きなさい、と縦原教授が伸ばした手に、いきなり宮内が噛み付いた。

リメンバー:(著)五十嵐貴久

管理人:標
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気づきましたか?おまえ連発の中に潜む「たきもと」に…

「りか」って入ってる!?って思いましたが、「わかってくれない」の後に、「りかい」と言っているので、「リカ」ではなく「理解」ってことなんでしょうが、意味深ですよね…

なんだかんだ結花子も危ない奴では?

続いてトップ2です!

→引用文

彼女は日比野のことを単に迷惑な存在と思っていたのではない。嫌っていたのでもない。強く憎んでいた。

もうひとつ、結花子に残酷な一面があることも知っていた。医学部キャンパスに迷い込んできた野良猫に農薬入りの餌を食べさせて殺したり、恒例の入院患者の介助を故意に怠り、骨折させたという噂もある。気に入らない患者の食事に汚水をかけて食べさせた、という話を聞いたこともあった。

リメンバー:(著)五十嵐貴久

管理人:標
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これは、結花子もリカ化をしていたという解釈でいいんですかね?ワキガもあったようだし、幼少期(6歳)に暮らしていたのは、リカが本間誘拐事件のすぐ近くでした。さらに、結花子は父親が事件を起こした関係で、高校生の時に改名しています。よりによって「結花子」に!

ちなみに、リカの本名は結花です。

リカの名前が結花であることや、梨花ではなく「リカ」が誕生した瞬間を知りたい方は、シリーズ第3弾の「リバース」を読み返してみてください!

「リバース」を解説している記事はこちらです👇

『リバース』解説〜リカ体臭の原因と誕生の瞬間〜

亜矢のリカ化

最後にトップ1です!

→引用文

スリッパを並べて置くと、お母さんの具合はどうだ、と押さえた声で言った立原教授が顔を上に向け、鼻の下に指を当てた。〜中略〜

「先生、どうしてそんなに結花子をかばうんです?彼女は岸辺に好意を持っていたんですよ?それだけじゃありません。外科部の医師や患者とも関係を持っていると、得意そうに言ってました。結花子はそういう女なんです」〜中略〜

「先生は精神科の医師で、外科部と直接の関係はありませんよね?看護師としての結花子の仕事を見たこともないはずです。LS以外での接点もなかったそうでしょう?」〜中略〜

「どうしてなんです?どうして結花子のことしか見ないんですか?どうしてわたしのことを見てくれないんです?わたしがこんなに先生のことを愛しているのに…LSのたびに、毎回忘れ物をしたのは、先生と会いたかったからでー」〜中略〜

何を言っている、止めを開けた立原教授が腕を振り払おうとしたが、力は入っていなかった。わたしは立ち上がり、自分の胸に立原教授の顔を押し付けた。

「ずっと好きでした。先生のそばにいたかったから、立原LSに入ったんです。それなのに、先生は結花子のことばっかり…あんな女、どこがいいの?従順そうに見えたから?自分が守ってやるって思ったの?馬鹿みたい、あんな簡単な手に引っかかるなんて、それじゃ日比野と同じじゃない」

君は、と体を離した立原教授がマグカップを見つめた。「…何を入れた?まさか、睡眠薬か?」

先生はやっぱり頭がいいんですね、とあたしはにっこり笑った。

「亜矢、頭のいい人大好き。パパみたいで、尊敬しちゃうよ」

リメンバー:(著)五十嵐貴久

管理人:標
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ヒィィィィ!!これはリカだ!リカ化している!!!あんたかい!!!ってなりましたよね?皆さん。

立原教授は「鼻の下に指を当てた」とのことですので、亜矢から強烈な体臭(リカのような体臭

)を感じ取ったんでしょうね。途中まで、めっちゃ岸辺のこと愛してたやん!!なんなん!?

リカが面白かった方におすすめの本3選

「RIKA」続編シリーズ:五十嵐貴久

リカ(2002年)

リターン(2013年6月)

リバース(2016年10月)

リハーサル(2019年2月)

リメンバー(2019年12月)

リフレイン(2021年3月)

リセット(2022年7月)

リベンジ(2023年5月)

リボーン(2024年7月)

黒い家:貴志祐介

顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。

向日葵の咲かない夏:道尾秀介

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。

リカシリーズの考察記事

第1弾:リカ(2002年) 考察記事

第2弾:リターン(2013年6月) 考察記事

第3弾:リバース(2016年10月) 考察記事

第4弾:リハーサル(2019年2月) 考察記事




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